パイロットになるには?航空会社元副社長が語る、まず知るべき航空業界の全景!

03.06.2025 | ブログ

airplane sky

「パイロットになるにはどうしたらいいのか?」

具体的な資格やライセンス、航空学校の選び方、航空業界の現状や未来について知ることは、夢を叶える第一歩です。しかし、インターネット上の情報だけでは、リアルな業界事情を知ることは難しいですよね。

そこで今回は、元Peach Aviationの副社長であり、「空飛ぶ副社長」として知られる角城氏をお招きする特別講演会をご紹介します。本講演では、元機長であり副社長である豊富なご経験をもとに、航空業界の仕組みをはじめ、パイロットの仕事内容や求められる人物像、未来のパイロット需要について詳しく解説されます。また元エースパイロットである角城氏からの熱いメッセージもお届け!

パイロットを目指している方や、航空業界に興味のある方にとって、貴重な情報が得られる機会です。ぜひ最後まで読んで、講演会への参加をご検討ください!

パイロットになるには?基本ステップを解説

必要な資格・ライセンス

パイロットになるためには、まず必要な資格を取得する必要があります。一般的なステップとしては以下のような流れになります。

  1. 自家用操縦士免許(PPL・・・Private Pilot Licence)
    • 趣味や個人利用向けの免許で、商業目的では飛行できません。国内外のフライトを個人の範囲で楽しむことができます。最低限必要な合計飛行時間は40時間(FAA、JCABともに)です。また筆記試験に合格する必要があります。
  2. 事業用操縦士免許(CPL・・・Commercial Pilot Licence)
    • 商業運航が可能な免許で、航空会社への就職を目指す方向けです。航空会社で副操縦士としてのキャリアをスタートできます。最低限必要な合計飛行時間は200時間(JCABの場合)、または250時間(FAAの場合)です。加えて筆記試験に合格する必要があります。
  3. 定期運送用操縦士免許(ATPL・・・Airline Transport Pilot Licence)
    • 航空会社の機長として飛行するために必要です。最低限必要な合計飛行時間は1,500時間(FAA、JCABともに)で、筆記試験に合格する必要があります。
  • 航空身体検査
    • パイロットとして働くためには、定期的な健康診断を受けなければなりません。特に視力や聴力、心臓機能に厳しい基準が設けられており、健康状態を維持することが重要です。視力基準は、裸眼またはメガネやコンタクトレンズの矯正視力で両眼で1.0以上であることです。
  • 英語能力証明(ICAOレベル4以上)
    • 国際線を飛ぶには英語での航空通信ができることが必須です。ICAO(国際民間航空機関)の定めるレベル4以上の証明が必要です。

 

航空学校の選び方

パイロットになるためには、一般的に4つの方法が挙げられます。

  1. 自社養成
    • 航空会社採用後、指定のカリキュラムで訓練を受けます。多くの場合、養成費用の一部または全額を航空会社が負担します。金額的にメリットはありますが、倍率が高く、基本的に新卒者のみが対象となります。
  2. 航空大学
    • 航空に関する様々な科目を学び、航空操縦士の養成コースが提供されています。入学試験を通過し2年間在学して、採用試験を受けることが一般的です。国の機関のため学費は比較的安価です。
  3. 私立大学(日本)
    • 航空操縦士の養成プログラムや、航空工学などの専攻があります。学費はばらつきがありますが、一般的に高額です。講師陣が充実しており、就職につながりやすいと言われています。
  4. 民間乗員養成校(フライトスクール)
    • 航空操縦士養成に特化した施設です。飛行訓練や航空座学を提供しています。個人負担での訓練になり、ライセンスを取得後に採用試験を受けることが一般的です。日本のみならず、海外現地の養成校との併用で採用試験までの期間を短くすることができます。Sky Creationはロサンゼルスにある民間乗員養成校です。
    • Sky Creationでは、PPLからCPL取得までの段階的なプログラムが整っています。
    • 本校は、年間を通じて雨が非常に少ないロサンゼルスに位置しています。そのため飛行訓練が効率よく進み、訓練期間を短く抑えることができます。
    • 本校は、フライトシミュレーターの訓練環境を充実させるため「LUXURY FLIGHT」と提携しています。これにより渡米前と渡米後の両方でシミュレーター訓練を受けることが可能です。実際の飛行に準じたシミュレーションで訓練を行うことでよりスムーズに実機訓練へ移行できます。詳しくはこちらをご覧ください。https://737flight.com/sky-creation/
      flight simulator

      • また本校にもフライトシミュレーターを設置しています。
    • 提携先の本田航空を通した卒業生の就職率は91%を誇り、Peach AviationやJAL、Skymark、IBEXに就職しています。

ご自身に合った方法をぜひ見つけてくださいね✈️✨

 

航空業界の現状と展望|パイロット需要は増加中

  • パイロット不足
    • 近年、パイロット不足は世界的に深刻な問題となっています。国土交通省航空局 就労実態調査によると、日本では年間400人、世界で年間20,000人の新規パイロットが不足しています。その背景には、2030年に退職を迎える現役パイロットが大量に発生すること(いわゆる「2030年問題」)が影響しています。
  • 技術革新
    • 1950年代まで、旅客機は5人で乗務していました。機長や副機長をはじめ、航空士、航空機関士、航空通信士です。しかし、技術革新によって現在は基本的に2人での運航となり、将来的にはパイロットが1人または無人の旅客機も技術的には可能と言われています。しかし、単独の判断にお客様の命運を任せることは難しい上、1人での乗務は疲労が増大しストレスになることも考えられます。そのため、安全面の観点からパイロットの需要は続く見込みであると言えます。

元Peach副社長・角城氏が語る「航空業界の全景」

角城氏は、Peach Aviationの副社長として航空業界の発展に大きく貢献してきました。LCC(格安航空会社)という新しいビジネスモデルの確立に携わり、より多くの人が飛行機を利用できる環境を整えてきた実績があります。

「空飛ぶ副社長」としての経験

角城氏は、自身も機長として飛行しながら経営に関わるという珍しいキャリアをお持ちです。航空大学校を卒業後、ANAに入社し、長年にわたりパイロットとしてご活躍されました。その後、59歳半ばでPeach Avationへ移籍し、機長としての飛行を続け、累計飛行時間は15,000時間を超えています。さらに、2010年には「国土交通大臣表彰」、2012年には天皇陛下より「黄綬褒章」を受賞。この豊富な経験をもとに、エースパイロットの視点だけでなく、航空会社の経営側の視点も交えながら、航空業界を語ることができる人物です。

 

講演会で語られる航空業界の全景とは?

今回の特別講演では、以下のようなテーマについて詳しくお話しいただきます!

  • 航空業界の全体像や、機体の仕組み
  • 角城氏が経験された特命フライトについて:北朝鮮拉致被害者の救出フライト・天皇陛下・皇太子陛下がご搭乗された皇室フライトなど
  • 元エースパイロットの角城氏が大切にしてきたこと
  • 元エースパイロットとして語る、機長・副機長に求められる人物像
  • 元副社長として語る、これからの航空業界の展望

 

【特別講演会情報】航空教室1,000回記念!オンラインイベント

📅 開催日:2025年3月23日(日)日本時間10:00-13:00

📍 開催形式:オンライン開催(全国どこからでも参加OK)

🎤 講師:元Peach Aviation副社長兼機長 角城健次氏

🔗 申し込みはこちらhttps://docs.google.com/forms/d/1LGy6u1VJoqlvymq-tXrPrjVf-YZptfvO_qHRTdMsx-8/preview

 

 

パイロットを目指すなら、まずは航空業界の仕組みや、求められる人物像を知ることはとても大切です。今回の講演会では、元Peach副社長・角城氏から、業界の未来やパイロットの実情について直接学べられる機会です。

「パイロットになりたい!」という夢をお持ちの方、航空業界に興味のある方は、このチャンスをぜひ掴みましょう。今すぐ申し込んで、夢への第一歩を踏み出してください!