パイロットに必要な資質を向上して採用試験に挑む
06.27.2025 | ブログ

エアラインパイロットを目指している皆さまこんにちは。
スカイクリエーション広報のREIRAです。
今回は、訓練校を選ぶ上で忘れがちだけど重要なポイントをお伝えします!
これからパイロットを目指す方は、どの訓練校に行くべきか悩むことでもあるでしょう。
訓練費用がどのくらいかかるのか。訓練場所での生活がどうなるのか。などなど、様々な要件を考える必要がありますよね。行き詰まっている方も多いのではないでしょうか。
決断を下す前にちょっとお待ちください!
この記事に来てくれたあなたには、訓練校を選ぶ上で忘れがちだけど重要なポイントをお伝えします!
なぜ、この記事を書いているのか。
それは、「ある訓練校に入ってみたら、思ったのと違って夢を叶えられないと思った」という方が、その訓練校を退学してスカイクリエーションに入校しているからです!
訓練校選びは、あなたが夢を実現できるかどうかを決める大切なステップになります。後悔しないように慎重に選んでほしいという思いから、この記事を公開することにしました!
では早速見てみましょう!
01 パイロットに必要な資質 まず初めに
みなさま、「2030年パイロット不足問題」について何か聞いたことはございますか。
2030年頃にエアラインパイロットの不足が深刻化することが明らかになっています。
これは、2013年に国土交通省が発表した調査結果によるものです。
その理由の一つは、現役のパイロットが高齢化し一気に退職する時期が到来するためです。
また、日本政府は今年新たな計画を打ち出しています。それは「2030年に訪日外国人旅行者の数を6,000万人に増やす」というものです。
昨年2024年の訪日外国人旅行者は3,687万人(国土交通省観光庁,2025)です。
なので、現在の約1.6倍を目指していることになります。
これらの理由から、2030年にはパイロットの不足が深刻化し、航空輸送の安全運用に支障をきたす懸念が高まっています。
ここで嬉しいことに、現在パイロットを目指している人は非常に多いと言えます。
特に、自社養成の合格倍率は100倍以上で、募集枠50人に対して約7,000人以上の応募があると言われています。
また、航空大学校の合格倍率も7〜9倍と高く、こちらも狭き門です。
これらの数字から多くの人がパイロットになることを目指していることが分かります。
さらに、私立大学や民間の航空学校から航空会社への採用を目指すルートも存在します。
しかしながら、応募者の数に対して、実際に採用される人数はわずかです。
「パイロットが不足しているのだから、もっと多く採用すればいいのでは?」と思うかもしれません。
けれども、現実はそう簡単にいかない事情があるのです。
02 パイロットに必要な資質がなければ採用試験合格は難しい
パイロットになるためには必要なのは、単純に免許や技量、英語力、良好な健康状態だけではありません。
これらのほかに、コミュニケーション能力や、判断力、責任感、誠実さや自信など、多くの人間力が求められるからだと言えます。
特に航空会社の採用試験で見られるのは行動・思考特性です。
応募者にパイロットに必要な資質があるかどうかを判断されます。
それは、多くの人々の命を預かるという重大な任務の上、安全な飛行をするために機長や副操縦士、フライトクルーとの連携が不可欠であるからです。
そのため、航空会社は厳格な基準を設け、パイロットに適切な人材であると認めた者だけを採用しているのです。
03 パイロットに必要な資質や人間力とは?
①冷静な判断力と責任感何かが起きた時に、パニックにならずに冷静に判断することが求められます。
例えば、気圧の変化による飛行機の揺れや、着陸の際に滑走路が変更になることや、バードストライク、その他機器の故障など様々な問題が起こることが予想されます。
そのため、瞬時に状況を整理し、冷静に判断する力が求められます。
そして機長は、機内で最終判断をする最高責任者でもあります。したがって、しっかりと責任感をもって判断を下す必要があります。
②常に正直であることパイロットになるということは、多くの人の命を預かるということです。小さなミスが命に関わる事態を招く可能性もあります。
なので、どんなに小さなミスも公表するという正直さを常に持っておかなければなりません。
その正直さが航空の安全を守ることでもあるのです。
③コミュニケーション能力適切な判断をするために、機長や副操縦士、フライトクルー全員と情報を共有し、意見を聞く必要があります。それは、パイロットであるからと自分の判断を過信することが、安全を脅かす行為になりかねないからです。
よって、円滑にコミュニケーションを取ることができる能力が求められます。
④自信と感謝を忘れないパイロットになるためには数多くの難しい訓練をこなさなければなりません。またパイロットになってからも、健康管理など日々の努力が必要です。
それらの訓練や努力をしてきたことを忘れずに、自信へと繋げてください。
また教えていただいたことに感謝し、これまで携わってきた周りのどんな人々にも感謝することを忘れないようにしましょう。
04 パイロットに必要な資質をどう高められるのか
航空会社が実施する適性検査や面接に受かるための、「こうすれば受かる」といった模範解答を教えてくれる対策本は存在しません。仮にあったとしても、それで得られるのは表面的な人間力にすぎず、長続きしない上に、すぐに見破られてしまうでしょう。
だからこそ、あなた自身の個性を活かした、真の人間力を育てることが大切なのです。
①日々の生活で心掛ける
人間力は、あなたが日々どのように生活しているかで形づくられていきます。つまり、日常の姿勢や習慣こそが、あなたの人間性を育てる基盤になるのです。
例えば、あなたは試験に向けて地道に努力を積み重ねるタイプでしょうか。
それとも一夜漬けで挑もうとするタイプでしょうか。
たとえ試験の結果が同じであっても、パイロットに相応しい資質を持っているのは、前者でしょう。
「日々の努力を継続できる力」は、半年に一度の健康診断に向けた体調管理にも通じます。
健康は1日にして成らず、食生活や運動、休養など、日々の自己管理が欠かせません。
パイロットを目指している人で、一夜漬けに頼りがちな方は、ぜひ毎日の積み重ねを意識してみてください。
②パイロットに必要な資質や人間力を高めることができる訓練校を選ぶ
パイロットを目指すには、自社養成や航空大学校、私立大学のほかに、フライトスクール(航空学校)という訓練校があります。
フライトスクールは、自費訓練であることや年齢制限がないことが大きな特徴です。
そのため、一度社会人を経験した後にパイロットを目指す方や、自社養成や航空大学校の試験に惜しくも不合格となった方の多くが進む道でもあります。
フライトスクールの仕組みは、自動車教習所に近いものです。訓練生が個別に訓練を予約して、飛行時間を積み重ね、試験に合格していくスタイルです。
しかしながらその性質上、技術習得が中心となり、人間力の育成が十分に行われないケースも少なくありません。
その結果、せっかく多額の訓練費をかけてライセンスを取得しても、航空会社への就職に結びつかないという例も見受けられます。
努力したにも関わらず、結局夢を実現できないというのは、非常に悔しい結果となってしまうでしょう。
だからこそ、フライトスクールを選ぶ際は、「技術面の習得だけでなく、訓練生一人ひとりにしっかり向き合ってくれる学校かどうか」、「人間力の育成にも取り組んでいるかどうか」が重要なポイントになります。
こうした学校を選ぶことで、パイロットという夢の実現がより確実なものになるでしょう。
05 パイロットに必要な資質を高められるのは、スカイクリエーション
スカイクリエーションでは、技術の習得はもちろんですが、パイロットに必要な資質や人間力の向上にも力を入れています。
その結果、航空会社からも認められるフライトスクールへとなりました。
航空会社への就職率は、提携先の本田航空を経た本校の修了生は90%と高い就職率を誇り、また他の日系乗務員養成校を経た修了生も80%の就職率を保っています。
その就職率が高い背景には、本校が定期的に行っている、人間力を高めるための具体的な取り組みを行っている点にあります。
①JCAB実践研究会を2週間に1回開催
JCABとは日本の国土交通省航空局の略称です。
難しく聞こえますが、JCAB実践研究会では、日本のエアラインパイロットに必要な知識や技量以外の、人間力の部分、つまりノンテクニカルスキルに重点を当てています。
このJCAB実践研究会では、訓練生は本校の校長や教官、仲間と共にディスカッションします。
その内容的には、人間育成の礎となる「プロフェッショナルパイロットとしての意識の醸成」にも触れています。また、大谷翔平選手も使用している目標達成シートを作成してもらい、エアラインパイロットになるために必要なことを実践していきます。
また年に4回、LUXURY FLIGHTの岸田社長も訪れており、航空会社に就職し信頼されるパイロットになることを目指して、個別指導やグループディスカッションを通して人間力向上にご尽力いただいています。
②訓練生との一対一の面談を2週間に1回実施
スカイクリエーションでは、一人ひとりの訓練生と向き合うことを大切にしています。
一対一の面談では、勉強方法や訓練の悩みだけでなく、スランプの解消法やバディとの人間関係、将来の不安に対するアドバイスなど、内容は多岐に渡ります。
個別面談を通して、不必要なストレスを減らし、より確実な成長に繋げていきます。
③寮生活で協力することを学ぶ
日本人訓練生のほとんどは、寮に暮らしています。訓練の悩みを共有し合える仲間がそばにいるので、とても心強い環境です。しかし、集団生活なので軋轢があるのも事実です。
その中で、協調性を持って協力することを学んでいきます。
例えば、毎晩の自炊を協力して作っています。また夜中まで自習をする際は、仲間に電灯が漏れないように気を遣うこともあります。気晴らしのパーティ時には終わりの時間もきちんと守ります。そして学校への登校時には、時間に遅れないようにとのお互いへの声がけもあります。このように寮生活では、様々な気遣いや気配りなどを学ぶことができます。
このような集団生活を通して、短い期間ながら人間力はおのずと磨かれていきます。
実際にスカクリを卒業してエアラインパイロットになった卒業生の声も、ぜひご覧ください。
まとめ:パイロットに必要な資質を高められる訓練校は、スカイクリエーション
パイロット不足は深刻化しており、パイロットになることは高い需要があると言えるでしょう。
しかしながら、航空会社の採用基準は依然高いままであり、誰でも採用されているわけではありません。
パイロットとしての資質が認められる必要があるのです。
訓練校を選ぶ際は、「技術面の習得だけでなく、訓練生一人ひとりにしっかり向き合ってくれる学校かどうか」、「人間力の育成にも取り組んでいるかどうか」の、2つのポイントも忘れずに確認して慎重に選びましょう。
そしてぜひパイロットになる夢を叶えてください!
2025年8月9日 合同訓練説明会開催!
エアラインパイロット養成のための合同訓練説明会を8月9日(土)に開催予定です。
説明会は本田航空株式会社と弊社スカイクリエーションとの合同開催となります。
当日は、本田航空株式会社の担当者様より日本帰国後の国内訓練についてご説明します。
また弊社スカイクリエーションからは、海外訓練についてご説明いたします。
パイロットを目指す方、興味がある方も情報収集にお役立ていただけたら幸いです。
ご参加にはお申し込みが必要となります。以下のフォームよりお申し込みください。
2025年9月6日(土) 訓練説明会 with LUXURY FLIGHT
エアラインパイロットを目指す方を対象とした説明会を9月6日(土)に開催を予定しております。
場所は、羽田空港@Terminal1 5FのLUXURY FLIGHT羽田本店です。
詳しい開催概要につきましては、追ってご案内させていただきます。
また、ご参加の皆さまには国土交通省航空局で認定された訓練機シミュレーターを使用して模擬フライトも行っていただけます。
エアラインパイロットになるにはどんな軌跡を辿るのか、より強くイメージしていただける機会となるかと思いますので是非ともお申し込みください。
※参加費用:15,000円、募集人数6名
ご参加にはお申し込みが必要となります。以下のフォームよりお申し込みください。
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